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『どうぶつのおかあさん』。
こちらもよく知られるロングセラー。
動物も人間もこどもに対する愛情は同じなんだと感じる絵本!
英会話講師時代から子どもたちにいろんな絵本を読み聞かせてきたけど。
やっぱり『こどもとおかあさん』が題材の本って、こどもたちよく聞いてくれるんですよ。
ずかんみたい!!
動物を抽象化してかわいらしく描いた絵ではなく、
実物に忠実に、細部まで大変丁寧に描かれている絵本です。
これ絵なの???
すごぉい
絵はリアルでありながらも、怖さはなく優しさが感じられるのは、おかあさんとこどものぬくもりを描いているからかもしれません。
Animal Moms
『ぇアニモー・マムズ』
mothersじゃなくてmomsなんだネ!
『mother』を日本語にすると『母』に近いかと思います。
(ちょっとよそよそしい言い方)
『mom』とすると『ママ、おかあさん』が適切ですね。
ちなみにスペルは
● アメリカ:mom/mommy
● イギリス:mum/mummy
です!
絵本としての英文の量は普通~そこそこありますが、繰り返しの表現も多く登場しています。
・クイック紹介
公式での対象年齢は
日本語版:2歳~
英語版:小学校中学年~
となっていました。
絵は2歳以下でも楽しめるんじゃないかな?
怖いかな?
動物園でよく見かける動物のこどもとおかあさん。
動物が違えば移動の仕方も違い、おかあさんが抱っこしたり、くわえたり、前を歩いたり、後ろを歩いたり・・・。
その姿がそのまま描かれています。
親が読んでも勉強になるヨ!
動物の世界でもおかあさんは大変やわ
出版社から
【英語でたのしむ 福音館の絵本】
のシリーズとして出たこの本。
小学校の外国語の授業で使われることを目的としてるのだそうですよ。
小さい頃から馴染みのある絵本。
少し大きくなって、今度は英語で一緒に読む楽しみがあるのが嬉しいですね!
また、公式サイトでは絵本の朗読音声が無料で聞けます。
発音チェックにぜひどうぞ!
・好きな箇所
An elephant mom pushes her kid along with her trunk to make him walk.
Komori Atsushi 文/ Yabuuchi Masayuki 絵/ Robert Campbell 訳/Animal Moms/福音館書店/2020.10.15
おかあさんぞうは こどもを
小森厚 文/薮内正幸 絵/どうぶつのおかあさん/福音館書店/1981.10.20
はなで おして あるかせます。
『with』だけでも通じるところを、along を加えて
『along with』として使っているんですね。
どちらも『~と一緒に』という意味ですが、
『with』の方は一般的に幅広く「~と一緒に」と使われるのに対し、
『along with』の方は、より
『寄り添う、付き添う』というニュアンスが強まります。
共に存在することを強調する感じです!
おかあさんがこどもに心まで寄り添っている感じが伝わる表現ですね!
・著者は?
日本語の著者は、
文:小森厚(こもりあつし)さん。
小森厚(こもりあつし):
動物園職員の文筆家。
上野動物園に就職。日本動物園水族館協会専門理事、のち顧問。
多くの著書あり。
そして
絵:薮内正幸(やぶうちまさゆき)さん。
薮内正幸(やぶうちまさゆき):
動物画家。
動物図鑑の挿絵を手掛け、毛の一本一本まで緻密に描かれた絵は
動物園の獣医さんをも唸らせたとの説あり。
お二人が共同で作られた絵本は、お二人が旅立たれてからも末永く愛され続けていますよ。
共同の代表作は他に
● どうぶつのこどもたち
● こうていぺんぎん
など
お二人とも他にそれぞれ出版物が多数あるヨ!
そして翻訳は、
日本文学者、東京大学名誉教授、
Robert Campbell(ロバート・キャンベル)さんです。
Robert Campbell/Copyright © 2024 Robert Campbell. All Rights Reserved.
コメンテーターとしてテレビにもよく出てるネ!
ロバートさんはこの絵本の訳について以下のように語られています。
(※要約しています)
この絵本は、『この動物はこうやって運ぶ』という事実だけが語られている。
情緒や背景や理由は描かれていない。
でもそこにおかあさんの気持ちを乗せたかったため、学術的な単語は使わなかった。
『mom』や『kid』を使っているのも、日常で使うカジュアル表現だからダネ!
・口コミ
英語については、文法や語彙、言い回しが少し難しめな印象を私は受けました。
学年が上の子たちにもぜひ読んでもらいたいです。
・まとめ
私は子育てをする中で、
『なるべく本物に触れさせたい』という思いがあります。
✓ 本物の電車に乗る
✓ 本物の楽器の音を聞く
✓ 本物のアルパカに会いに行く
などなど
こどものうちになるべくたくさんの本物に触れさせたいナ~
この絵本の絵は、限りなく実物に近く、本物を感じられる絵です。
その写実的な絵のおかげで、本物の動物との関連がよく分かり、動物園へ行く前や後に読むと喜ばれるんじゃないでしょうか。
また、「にんげんだったらこうだよね~」と言って抱っこしたときの娘たちの笑顔!
私は読む度に毎回抱っこしていましたよ!
これぞ絵本の正しい使い方!
ぜひ、あなたのお気に入りの一冊になりますように。
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