ベトナムにどんな印象をお持ちですか?
私は小学校の時に習った『ベトちゃんドクちゃん』の印象が強く、戦争の爪痕が強く残る国だと思っていました。
※ベトちゃんドクちゃん:上半身2つ、下半身1つでY型に繋がった結合双生児
(別サイトにリンクしてます)
今回は戦争の激戦区、クチトンネルを訪問したときの体験談です。
ベトナム
東南アジア、海側を沿う形で縦に長いベトナム。
私が行ったのはホーチミン側、南(下半分)です。
空港到着後、外へ出人るとベトナムの人々の活気を強く感じました・・・!
バイクの量がすごい!
排気ガスがすごい!
広い道路を大量のバイクがじゃんじゃん走ってゆく・・・
危なぃぃいと思うようなすれすれの距離感で、みんな塊みたいになって走ってる感じ。
よう事故起こらんな・・・(いや起こってんるだろう多分)
私が行ったのは7月後半。
暑かった・・・!
なんか、湿気がすごかった印象。
クチトンネル
暑い、狭い、暗い。
戦争の悲惨さ、体感できますよここは。。。
ホーチミンの街中から結構離れてるので、ツアーで行くのがオススメです。
車で片道1時間半~2時間ぐらいかかります。
ちなみに、日本語ツアー、半日ツアーなどもありますよ。
私はいつも海外へ行くときはオプショナルツアーをいくつか付けてます!
現地到着後、まずスクリーンのある場所で戦争についての映像を見ます。
(英語でした!)
そして説明を聞いたあと、外の展示品を見たり、触ったり、体験できます。
この細く長~いトンネルの中に、アメリカ人は爆弾や薬を散布したんだとか・・・。
それでも、このトンネルは最後まで攻略されることはなかったらしいですよ。
なんという工夫、知恵・・・!
戦争についての展示物は世界中多くありますが、見聞きするものがほとんど。
そんな中、ここは触れたり、体験できる貴重な場所です。
ベトナム戦争の激戦地、クチ。
巧妙な細いトンネル内には、身体の大きなアメリカ人を心身共に追い込む罠がたくさん張り巡らされていました。
それに比べてベトナム人の身体の小ささ、細さよ・・・
ヤリをたくさん使った罠がそれはそれはたくさんあり・・・
あんなん刺さって死んだ人がホンマにおったんや・・・
怖すぎて信じられない・・・
秘密の入り口
なんと、トンネルには秘密の入り口たるものがあるのです。
誰かがいきなり現れては消え、トンネル内を移動し、また現れては消える・・・
地下の通路用トンネルも、ガイドさんについて通ることができます。
が!
本当に狭くて暗いので腰痛持ちの方は気をつけて!
落とし穴
ご覧ください。
足を踏み入れるとクルッとひっくり返り、容赦ないヤリが突き刺さる仕組みです。
逃げられません。
草木のお生い茂る熱帯雨林の地面の中に、こんな落とし穴がいくつも用意されていたのです。
ちょっと、あんまり真面目に想像力を広げすぎると心がもたないかもぉぉぉ
ベトコン
なにそれ
タイヤで作られたサンダルだよ!
知恵に唸ったももの一つ、『ベトコン』。
なにがすごいかって、これ、足跡が前後逆につくようになってるんですよ。
兵士たちは追いかけるために足跡を探しています。
そしてこのベトコンの足跡を見つけ、追いかけます。
ふっふっふ、追いかけてるつもりが遠ざかってゆく、というわけなんです・・・!
なんと・・・!
戦地に耐える丈夫なサンダル。
その素材として選ばれたのが日本製のタイヤでした。
まさかこんなところで日本が出てくるなんて驚き!
キャッサバ
ツアーの最後はお茶休憩。
学校の授業で習う『キャッサバ』という芋、覚えてますか?
当時の主食です。
食べてみると、味も食感も、じゃがいもとさつまいもを合体させたような感じ。
中心に幅2~3㎜の筋が通ってて、それを抜いて食べます。
お好みで赤茶色のお砂糖とピーナッツの粉をつけて食べてネ!
おいしかったですよ!
あと私はやらなかったのですが、有料でライフル体験もできるそうです。
やってみたい方はぜひ!
今のクチは、戦争の跡地と言われなければわからないほど、自然いっぱいの穏やかな場所でした。
そこで働いている人々もにこやかで優しく、重苦しい空気はありません。
だって訪問者が戦車に乗って、笑顔で記念撮影ができる場所なんです!
私はこの場所でたくさんの残酷な武器や罠を見て触って、あまりに恐ろしすぎるがゆえに、心が想像を拒んでしまい、むしろ夢だったのでは??と思ってしまうほどでした・・・。
心身共に極限まで追いつめられて死んでいくのが戦争なんだと思いました。
今の若い人たちはベトちゃんドクちゃん知らないのかなぁ??
ぜひ、行ってみてほしい場所の一つです。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
クラブツーリズム