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『たまごのあかちゃん』。
生きものたちの鳴き声がとっても魅力的で、読み聞かせ会などでは定番の絵本です。
英語のオノマトペですね!
オノマトペ:擬音語、擬態語のこと。
例)ひゅーひゅー、ごろん、わんわん、など。
オノマトペは同じ言葉を繰り返すことが多いです。
リズムよく表現する楽しさ、聞くことへの興味、関心が深まると言われています。
また、幼児期に重要視されがちなオノマトペですが、対象年齢などは特にありません。
小学生でも大人でも、普段の会話で使いますね!
きらきらとか
こちょこちょとか
普通に使うよ!
今日も雨ざーざー降ってる・・・
英語も同じです。
文字だけ見せられても最初は読めないと思うので、音声を聞きながら、自分のものにしていきましょう!
(公式で無料で聞けます♡)
Egg Babies
『エッグ・ベイビーズ』
発音そんな難しくないヨ!
よく考えると『たまごのあかちゃん』って変なタイトルじゃないですか??
普通こんな言い方しないですよね??
でも幼いこどもには、この言い方が親しみやすくて言いやすいんだそうです。
また、色使いがハッキリしているのもこの絵本の特徴。
英文の量は普通~そこそこですが、繰り返しの表現も多く、単語も優しいと思います。
・クイック紹介
公式での対象年齢は
日本語版:2歳~
英語版:小学校中学年~
となっています。
リズミカルで歌うような繰り返し表現が多いので、何度か読むと文を覚えてしまう子も。
子どもから言葉を引き出してくれるのが繰り返し絵本の良いところ!
この絵本は、
『たまごから赤ちゃんがうまれた』と言うより、
『たまごの中でかくれんぼしてる赤ちゃんが出てきた』という発想でお話が進んでいきます。
たまごと言えばニワトリ。
小さい頃はそれしか知らなかったのが、少し大きくなってから読むと、
『この動物は卵から産まれるんだ』という科学的視点での発見もあります。
下の子に読んでいたとき、上の子が
『へぇ~ヘビって卵からうまれるんや~』と
新発見した様子でした!
出版社から
【英語でたのしむ 福音館の絵本】
のシリーズとして出たこの本。
小学校の外国語の授業で使われることを目的としてるのだそうですよ。
小さい頃から馴染みのある絵本。
少し大きくなって、今度は英語で一緒に読む楽しみがあるのが嬉しいですね!
・好きな箇所
Wriggle-squiggle
Kanzawa Toshiko 文/ Yagyu Gen-ichiro 絵/ Robert Campbell 訳/Egg Babies/福音館書店/2020.10.15
Wobble-tobble
Squeak-squeak graaaar
にょろ ちょろ
かんざわとしこ 文/やぎゅうげんいちろう 絵/たまごのあかちゃん/福音館書店/1993.2.10
よちよち
きゅーう ぐぐぐ
ことばあそびが上手ですね!
オノマトペのオンパレードですが、特に太字部分はこの絵本での造語と思われます。
読み方が分からないのよっ
ご安心を!
読めなくても大丈夫!
出版社、福音館書店の公式HPからプロの朗読音声が聞けるんです!
一括ダウンロードも可能です!
公式サイトではシリーズの朗読が無料で聞けますよ。
発音チェックにぜひどうぞ!
英語のオノマトペの例
無限にある中のほんの一部です!
動物例 | 英語 | 日本語 | 様子 |
---|---|---|---|
かめ | wobble | よちよち ぐらぐら | 揺れる よろめく |
へび ミミズ | wriggle | にょろにょろ くねくね | のたうつ よじる |
ペンギン 小鳥 | chirp | ぴぃーぴぃー チュンチュン | 甲高く鳴く さえずる |
恐竜 ネズミ | squeak | きゅーうきゅーう チューチュー | きしむ キーキー叫ぶ |
同じ動物なのに日本語と英語でこんなに聞こえ方違うか?!
私はブタの『ぶーぶー』と
『オインクオインク(oink,oink)』が衝撃的だった!
・著者は?
日本語の著者は、
文:神沢利子(かんざわとしこ)さん。
神沢さんは、以前インタビューで以下のように語られています。
(※要約しています)
私は、自分の子どもくらいしか、子どもとのつきあいがなかった。
だから子どもたちからヒントを得たり、モデルみたいなものはない。
私の子どものころからの疑問を大事に持ち続けている。
2024年1月で100歳を迎えた神沢さん。
今もいろんなことを『どうして?どうして?』と考えているそう。
ステキな童心の持ち主ダネ!
代表作は
● ここよ ここよ
● はけたよはけたよ
など
そして
絵:柳生弦一郎(やぎゅうげんいちろう)さん。
ユニークな切り口と絵で、他の絵本作家にも影響を与える柳生さん。
からだを題材にした愉快な絵本を多く描かれています。
代表作は他に
● くらいくらい
● はなのあなのはなし
など
お二人ともそれぞれ出版物が多数あるヨ!
そして翻訳は、
日本文学者、東京大学名誉教授、
Robert Campbell(ロバート・キャンベル)さんです。
Robert Campbell/Copyright © 2024 Robert Campbell. All Rights Reserved.
コメンテーターとしてテレビにもよく出てるネ!
日本語版のリズム感をそのままに、なるべくシンプルな英語で訳されています。
ロバートさんは、
正しい翻訳が求められるだけなら専門家がいるのに、自分のところに依頼が来たということは、
『絵本が安心できるものであってほしい』からではないか
と思ったそうです。
日本語の表現や文化を研究している人だからこそ、絵本の世界観に浸らせてもらえるという安心感があるのヨ・・・
・口コミ
繰り返し表現が多いからこそ、その英語フレーズを覚えてくれたら嬉しいですよね!
Come on out. = でておいで
という表現がわかれば、そこから派生して
Come on in. = はいっておいで
という表現があることも覚えられます。
布団にもぐって出てこないときや、部屋に入ってほしいときなど、日常で使える場面がたくさん!
・まとめ
こどもって、隠されると、見たくなるんですよね。
おとなもでしょ
その心理を絶妙についた絵本だなと思いました。
たまごの殻にかくれんぼ?!
割って~!
声聞かせて~!
しかもその鳴き声が英語?!
発音教えて~!
日本語にない音を立てると、子供達の興味を一気に引くことができますよ。
みなさんにもいろんな発見がありますように。
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