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『おつきさまこんばんは』。
とっても有名な絵本ですね。
お子さまがいればどこかで見たことがあるのではないでしょうか?
家にないけど保育所の先生がいつも読んでくれた~
寝かしつけにも持ってこいの絵本。
絵もとても綺麗で、雰囲気のある本です。
Good evening Mr.Moon
『ぐディーぶにーん・ミスタムーン』
直訳だネ!
絵本としての英文の量は少なめ~普通ぐらいかと思います。
・クイック紹介
公式での対象年齢は
日本語版:2歳~
英語版:小学校中学年~
となっていました。
英語版は結構学年上がりますね~
出版社から
【英語でたのしむ 福音館の絵本】
のシリーズとして出たこの本。
小学校の外国語の授業で使われることを目的としてるのだそうですよ。
小さい頃から馴染みのある絵本。
少し大きくなって、今度は英語で一緒に読む楽しみがあるのが嬉しいですね!
また、公式サイトでは絵本の朗読音声が無料で聞けます。
発音チェックにぜひどうぞ!
・好きな箇所
It’s the moon!
Hayashi Akiko/Robert Campbell/Good evening Mr.Moon/福音館書店/2020.10.15
Good evening, Mr.Moon.
おつきさまだ
林明子/おつきさまこんばんは/福音館書店/1986.6.20
おつきさま こんばんは
日本語版では『おつきさま』という同じ単語が2回繰り返されているのに対し、
英語版では
1回目『the moon』
2回目『Mr.Moon』
と呼び方が変わっているのです。
日本語だと
『the moon』=『月』
『Mr.Moon』=『おつきさま』。
天体としての月ではなく、擬人化したおつきさまが表現されています。
2回目に『Mr.Moon』と使うことで、呼び方がかわいらしく、
おつきさまに親しみを持っていることが感じられます!
・著者は?
日本語の著者は
林明子(はやしあきこ)さんです。
林さんは以前、インタビューでこのようなことを語っておられました。
(※要約しています)
絵本をかいてるうちに、だんだん自分の個性はいらない気がしてくる。
個性なんて一人分。
普遍性の方がずっと素晴らしい。
だから作者は消えないと。
「林明子さんのファンです」と言われるより、「絵本に出てくる〇〇ちゃんが好きです」と言われる方がずっと嬉しい。
個性個性と言われる現代に、作家として普遍性を重視する価値観。
この考え方もすごくよくわかる・・・
絵本をかくとき、こどもの感触や匂いまで伝わってくるようなものがかきたいとおっしゃっていました。
林さんの絵本のぬくもりは、手に取った人に充分伝わってきます。
代表作は他に
● こんとあき
● はじめてのおつかい
● でてこい でてこい
など
そして翻訳は、
日本文学者、東京大学名誉教授、
Robert Campbell(ロバート・キャンベル)さんです。
Robert Campbell/Copyright © 2024 Robert Campbell. All Rights Reserved.
コメンテーターとしてテレビにもよく出てるネ!
ロバートさんは、『Mr.Moon』と訳したことについて、
「Mr.」「Ms.」「Miss」「Mrs.」
のどれかを付けなくてはならないことにとても悩まれたそうです。
最終的にMr.を付けましたが、男性でも女性でもどちらでもいいんだとおっしゃっていますよ。
ここが英語の不自由なところヨナ!
・口コミ
長~く愛される名作絵本であることがわかります。
知っている内容を今度は英語で。
いかがですか?
・まとめ
おつきさまがあっかんべ~をしている裏表紙。
我が娘たちもこの裏表紙をよく見ていました。
なんか気になるんか??
対して表は目も口も閉じてるんですよね。
この対比が好きだったのか、表裏を交互にい~っつも見てましたね~・・・
あ~なつかし。
赤ちゃん特有の反応ですねぇ。
絵もステキ。
英文もステキ。
気になったらぜひ読んでみてくださいね。
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