英会話を日本人講師に習うメリット・デメリット

オンライン

ありふれている英会話スクール。

情報の渋滞の中で、もはやどこを選べばいいかわからない・・・

なんとなく、選ぶ基準の一つとして

ピヨ子
ピヨ子

英会話なんだからネイティブから習った方が良いのでは?

と思われるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。

私(元英会話講師)の経験上、そうとも言い切れないのです。

日本人講師ネイティブ講師
今の英語レベルによって、適切な講師は変わります。

わたくし
わたくし

それぞれ違う良さがあることは
英語学習者として知っておいた方が良いです!

今回は学習者が

 初心者~中級者
 未経験のお子さま

の場合の、日本人講師のメリット・デメリットをシェアしていきたいと思います!
(※ここでの『日本人講師』とは、帰国子女を除きます。)

※ ネイティブ講師のメリット・デメリットは下記の別記事でどうぞ!

バイリンガルなので初めてでも安心!子ども英会話【GLOBAL CROWN】
プロフィール
筆者
めぐり

脱OL → シドニー留学 → 児童英会話講師 → ブロガー。
海外訪問数20ヶ国以上。
一生英語勉強中。
講師やってたけど、我が子に教えてるけど、模索しながらやってます。

めぐりをフォローする

習い事は講師でヤル気が左右されやすい

子どもの場合(最初は特に)、自らヤル気に満ちていることは少ないでしょう。

自分からやってくれたら言うことないんやけど

子どもは「楽しい、好き」がヤル気に直結しているからこそ、好きな先生と出会うことは非常に重要です。


先生が好きなら習い事が面白く、好きでなければヤル気は低下していくかもしれません。

外国人であっても教え方が上手いかどうかは別の話で、

 コミュニケーション力
 生徒の惹きつけ方
 レッスンの緩急
 発話の促し方
 間違いの直し方

などは、講師個人の質によるものが大きいです。

『英語力』と『指導力』は別物です。

≪ 日本人講師のメリット ≫

・文法説明が分かりやすい

ネイティブ講師は専門の教育を受けていない限り、文法の説明はほぼできません。

しっかり文法を理解したいときや、英検など資格取得が目的の場合、日本人講師に学ぶ方が良いでしょう。

ニャン太
ニャン太

ていうか文法を英語で説明されてもチンプンカンプン!

・日本語で質問できる

疑問は浮かんだその瞬間が、一番答えが頭に入りやすいタイミングです。
日本語なら気軽に質問しやすく、回答も説明も日本語のため理解が早いでしょう。

チュー助
チュー助

一番頭に入るタイミングを逃したくナイ!

・緊張を減らせる

外国人との会話に慣れていない場合、英語オンリーでは理解できず嫌になる場合も。
日本人相手なら緊張や恥ずかしさのハードルを下げることができます。

ニャン太
ニャン太

エッ、日本人先生でも緊張するんですけど!

・ニュアンスを学べる

気持ちを態度や言葉から汲み取ることができるのは日本人の先生の大きな特徴です。

英語では伝えにくい日本語のニュアンスも、どんな表現が良いか教えてくれるでしょう。

またそのまま英語に訳すのが難しい場合など、2つの言語の違いを対比させながら教えてくれるでしょう。

・発音の仕方が学べる

チュー助
チュー助

『発音はネイティブ講師に学べば完璧!』
と思っていませんか?

多くの場合、ネイティブ講師から学ぶ発音指導は音(耳)のみが頼りで、

 なぜその音が出ているのか
 どこから出しているのか
 舌、唇、喉がどうなっているか

等、細かく教えてはくれません。
ネイティブは英語が母語なので無意識に発音できるからです。

こちらがまぐれで正しく発音が出来て「よくできました!」と褒められても、

ヘビ蔵
ヘビ蔵

ダメだった時と良かった時の発音は何が違ったのだろう・・・


と、また疑問が残ったままになることも。


発声には、必ずと言っていいほど母語の影響があります。
ネイティブでも、英米か、またその他の地域かにより癖も違います。

日本人の英語に日本語独特のイントネーションが出るのは、身に染みついた発声法や口の動きがあるので当然のことです。

その際に、日本語の影響を理解している日本人講師の発音指導ノウハウが活きてきます。

そしてまた、発音の学習を深めるに伴い、発音はそこまでこだわる必要がないことも理解していくでしょう。

わたくし
わたくし

地域によって異なる発音は許容されており、
真の目的は『伝わること』であるからです!

・第二言語習得のコツを学べる

当然のことながら、日本人講師も一人の英語学習者です。

今までの学習経験から生徒のミスやつまずき部分を共感でき、自分の経験をもとに指導してくれるでしょう。

共感されると距離が縮まるよね

上記の他、


 学習や海外留学に関する相談
 レッスンのトラブルにもすぐ対応

などできることは日本人講師の大きな強みです。

≪ 日本人講師のデメリット ≫

・異文化交流は実現できない

留学経験のある日本人講師は大勢いますが、直接的な異文化コミュニケーションはネイティブ講師には劣るでしょう。
肌、髪、目の色が違う人と接するだけで、異文化を感じることもあります。

・発音やフレーズがやや不自然

どんなに英語のできる日本人講師でも、ネイティブが聞くと場合によってはやや不自然に感じることがあります。
また、教科書的な言い回しが多いかもしれません。

・つい日本語が出てしまう

ネイティブ講師が相手なら、言い方に困ってもなんとか頭の中の英語で絞り出そうと努力するでしょう。それが英語力の向上に繋がるのです。

相手が日本人だととっさに日本語が使えてしまうため、甘えが出やすくなり、
日本語ばかり使ってしまって本格的なレッスンを受けられないことも。

また、ネイティブ講師だと通じない発音でも日本人講師なら理解できてしまうこともあります。

わたくし
わたくし

そこで正しい英語に直してもらうことが肝心です!

・外国人と話す機会が減少

しばらく日本人講師のレッスンを受けていると、実際に外国人と英語で話したい気持ちになってくるでしょう。

わたくし
わたくし

そのタイミングでネイティブ講師に替えることをお勧めします!

英語を学習する上で最も理想的なのは『英語を英語のまま理解すること』です。

頭の中で一旦日本語に訳すことなく、英語をそのまま理解することを目標にしましょう。
そのためには、なるべく日本語なしで英語を勉強していく方が良いでしょう。

まとめ

習いたいのはあなたご自身ですか?
それともお子さまですか?

また、もともとのレベルはどのくらいですか?
ほぼ話せない状態ですか?

初心者~中級者には日本人講師、
中級者~上級者にはネイティブ講師が合う可能性が高い
でしょう。

また、日本人講師メインでレッスンを受け、月に1回ネイティブ講師のレッスンを受ける、などのように設定しているところもあります。

わたくし
わたくし

日本人講師のレッスンで練習を積み、

ネイティブ講師のレッスンで成果を試してみる、というスタイルです。


そのレッスンの受け方も成長が確認しやすくとてもお勧めです。

日本人講師だけ、ネイティブ講師だけ、と決めつけずに、
今はこっちの講師に習いたい、という気持ちや状況に順応しながら講師を選びたいですね。

ぜひあなたが講師を選ぶ際の参考になれば幸いです。

“続けるため”の オンライン英語コーチ「スピークバディ パーソナルコーチング」
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