社会人留学を失敗しないために

留学

この記事に辿り着いたあなた。
この言葉で検索したこと、素晴らしいと思います。
しっかり地に足が着いて、現実を見て行動できる人だと思うから。

もしあなたが留学前なら、今から読む内容はぜひ心に留めておいていただきたい。
留学後なら、今からでも出来ることがあると知ってほしい。

留学は、決心したその日から始まっています。
そして帰国後も、人生は続いていきます。

『留学へ行けば英語がペラペラになって帰国できる』
というのは、完全な夢見物語です。

今のキャリアを一旦捨てて、一生懸命働いて貯めた貯金を使って、人生最大の自己投資をしに行く。
社会人留学は、学生留学とは全くの別ものです。

あなたの留学が失敗という言葉で終わらないよう、ささいでも助けになれば幸いです。

 

プロフィール
筆者
めぐり

脱OL → シドニー留学 → 児童英会話講師 → ブロガー。
海外訪問数20ヶ国以上。
一生英語勉強中。
講師やってたけど、我が子に教えてるけど、模索しながらやってます。

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失敗しやすい人

・事前学習が足りない
・目標がない
・周りに日本人が多い
・失敗を恐れすぎる(完璧主義)

成功しやすい人


・出来る限りの勉強をして行く
・明確な目標がある
・周りに日本人が少ない環境を選ぶ
・失敗を気にしない

 

おさえたい4つのポイント

1.事前学習の大切さ

多額のお金を使って、海外まで来て、まさか「ABC」を勉強しに来たんじゃないですよね?
留学初期はほとんどの人が語学学校へ行くと思いますが、Biginner Class(一番下のクラス)は
社会人留学者が行くところではありません。
アルファベットや挨拶など、このクラスでの勉強は日本にいてもできることだからです。
事前学習は日本にいながら働きながら、仕事の合間や終業後、休日に行うのです。
参考書を通勤時間に読んだり、アプリを休憩時間に開いたり、オンライン英会話を休日に始めたり。
忙しい中の隙間時間にできることをやってみましょう。
熱意が要りますよ。

2.目標を掲げる

また、学生留学と違って社会人留学は明確な目標がなければ挫折しやすいです。
『良い経験になれば』と、ぼんやり行ってもOKな学生留学と違い、
社会人留学の目標は、帰国後の仕事に繋げたり、実生活に活かせなければなりません。
この目標が具体的であればある程、やるべきことが明確になってきます。
英語を使う仕事に就きたい、今と同じ職で英語を使ってこういうことがしたい、
資格をとって年収をあげたい、など、仕事に直結していると気持ちが揺らぎにくいです。

3.日本人環境

シェアハウスは日本人だらけ。バイト先のジャパニーズレストランも日本人だらけ。
ネットでは日本語のYoutube。日本にいるときとほぼ変わらない生活。
留学へ来てしばらくすると、英語を聞き取れないことや伝わらないことがストレスになってきて、
心地よい日本語環境に浸りたくなってしまうんですよね。あるあるです。
日本語を全部排除する必要はありませんが、日本人ばかりと集まらない努力はできるはず。
シェアハウスは日本人ばかりでないところを選ぶ、カフェやバスの中では周りのネイティブの会話に聞き耳を立てる、
チャンスがあればすかさず英語で話す、などできることから行動しましょう。

4.自ら失敗しにいく勇気

スピーキング力を伸ばすには、完璧主義を捨てて、どんどん口に出すことです。
失敗しに行くのです。
『社会人にもなって、自ら失敗しにいくなんて、、、』
まずはその殻を破ることが上達への第一歩です。
恥をかくこと、傷つくことを流せるようになること。
これが最大にして最難の関門であると私は思います。

 

社会人留学を失敗しないために

これから行くあなたへ

『英語ができる人』と言われて、あなたはどんな人を思い浮かべますか?

私は『英語が話せる人』だと思います。

よく言われる4技能(読む、書く、聞く、話す)のうち、
話す(スピーキング)は4技能の集大成です。

スピーキング力を伸ばす方法は話す以外ありません。
わかっていても萎縮してしまうこともありますよね。
同時に、失敗は上達の必須条件であることも、あなたはわかっていると思います。

発言が伝わらなかったとき、違う言い方で何度も伝え直そうとするでしょう。
書ける英文も、とっさに口で言おうとすると、口がオドオドするでしょう。
発言に考える時間が最初は数十秒だったのが、だんだん短くなって、そのうち瞬時に口から出るようになる。
それもなるべく正しい発音で。
これには訓練が必要なのです。

そして、それよりもっと必要なもの。
それは、傷つくのが怖いという気持ちを捨てることです。
保守に走らない。失敗を深く考えない。
マイナスな心はどんどん捨てていきましょう。
スピーキング力が伸びるのは、心の殻を破れた人だけ。
これは英語うんぬん関係ありません。

 

帰国後のあなたへ

帰国したら英語学習は終わりと思っていましたか?
それが、終わりじゃないのです。(終わらせることはできますが)

確かに英語学習に最高の環境ではなくなってしまったかもしれませんが、
勉強は意欲次第で、どこにいるかはあまり関係がないのです。

留学中は周りについていくのに必死で、自分の英語力なんて、、、と思っていたのが、
日本に戻ると、周りの人よりは英語がわかると思ったことはありませんか?
それを実感できる瞬間があると、
『ヨシっ。』
なんて思っちゃったりするのです。
指示なく制限なく自由に勉強を再開してみれば、わかって楽しいという感覚が戻ってきたりするんです。
こんな自分の英語力でも、ちょっとは何かの役に立てるかも?
そう思える瞬間が、少しの自信に繋がったりするのです。

また、留学中に印象的な出会いはありましたか?
すれ違っただけの人もいれば、今も繋がれる人もいるでしょう。
自分とは全く違う分野、世代、地域の人との出会うことは、社会人になってからは大変貴重なことです。
日本にいたら一生出会えなかったであろう人々とたくさん出会ってきたはずです。
肩書き関係なく出会えた人々とは、あなたが望めば、今の時代ずっと交流手段があります。

留学が辛い経験になるかどうかは、今後のあなた次第で充分変えられるものだということを忘れないでください。

 

まとめ

社会人になってから留学をする人は日本の社会で一度揉まれた経験があり、
必死に働いて資金を貯め、並行して勉強してきた人がほとんどでしょう。
そうしてやっと現地へ来て、英語にどっぷり浸れる環境の中で、学習に没頭できる。
こんな恵まれた学習環境はもうないと、時間の貴重さがわかっている。
私の周りの社会人留学生は、そのような思いから毎日こつこつ勉強できる人が多かったです。

はたまた、日本の社会から逃げるように海外へ来て、時が来ればまた日本に戻るだけのような、
息抜きのような空白の時間を過ごした、という人もたくさん見てきました。
後者に意味がないとは言いませんが、大きく時間とお金を費やす海外留学、
一ミリでもあなたの理想に近づいたものになればいいなと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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